国立科学博物館の特別展「人体-神秘への挑戦」に行ってきました。想像していた以上に面白く、大行列でした。

人体研究の始まりから最先端の知見までを、循環器・泌尿器系、神経系、消化器・呼吸器系、運動器系、発生・成長とテーマ毎に知ることができます。

レオナルド・ダ・ヴィンチの「解剖手稿」や解剖学者ヴェサリウスの解剖書「ファブリカ」など貴重な資料の展示もあります(残念ながら写真撮影NGエリアでした)

ダ・ヴィンチの手書きスケッチを見ながら、その精度の高さに驚き、研究に費やされてきた時間と挑戦の熱量をじわじわと感じました(こんなに混雑していなければ、しばらく眺めていたかった!)

「人体美術館」として、さまざまな細胞を彩色した顕微鏡画像はアートのようです。

筋繊維と運動神経細胞、神経の軸索、脊髄神経の束、音を電気信号に変えるコルチ器の細胞など。

そして、最新の知見として紹介されていたのが「体内ネットワーク」です。

臓器や細胞が脳を介さずに「メッセージ物質」を伝達しあい、「独自コミュニケーション」をしているという、まさに体内シンフォニー。

宇宙のような体内空間を再現し、「酸素がほしい」「カルシウムが足りない」など臓器や細胞の間でメッセージ物質が伝達される様子を音と光で表現しています。

神秘への挑戦は続き… その挑戦も美しい。

 

Concertoボディートークでは、まさにこういった独自コミュニケーションのどこに乱れがあるかを探して特定し、再調整していきます。

そして、感情や思考のフィルター、体外の環境や人間関係など、さらに大きなネットワークの中に私たちはいて、調整が必要なコミュニケーションをバランスしていきます。