東京も梅雨入りしましたね。「梅の実が熟す頃に降る雨」をさして「梅雨」…諸説ありますが。梅酒を漬けた後の青梅、美味しいですね笑
湿度が増し、寒暖差が大きくなるこの時期は、なんだかだるい、溜息が増える、重苦しくてしゃきっとしないという方が多いようです。
日照時間が短くなり、気圧の低い日が続く時、身体の内では流れが滞り、余分な水分や老廃物が溜まりやすくなります。水分バランスの乱れは、アレルギーや皮膚の症状にも影響を及ぼします。
身体が対応しきれず、自律神経が乱れてくると、めまい、頭痛や肩こり、むくみ、便秘、さらには、イライラ、鬱々、日中も眠気に襲われるなど、不調を強く感じるようになります。
身体に本来のリズムを取り戻すことが大切になってきます。
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ところで、中医学では季節に対応する臓器があると考えます。梅雨の時期に対応する臓器は「脾」。思慮、受容、バランス力などを司ります。
脾は消化機能全般を管理し、機能が低下すると、口内のむくみ、食欲不振、胃もたれ、下痢や便秘などが起こりやすくなります。
さらには「憂い」の感情を引き起こし、ちょっとしたことで悲しくなったり、心配になったり、思い悩むなど、余計に自分を苦しくさせてしまいがちです。
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梅雨に不調を感じる時は、無理をせずに細めに「休息」を入れ、余白の時間を持つようにしてみてはいかがでしょうか?
そして、小さなところから生活のリズムを整えてみる。そうすることで、身体はゆっくり安定していきます。
起床時間、寝る時間、食事の時間を整えていく。リズムを保つことは、私たちの精神を安定させてくれます!
さらに、口にするもので身体はつくられます。梅雨には、香辛料や薬味などの「辛味」をちょっと取り入れてみるのもいいですね。
生姜やネギ、ニラ、大葉、パクチー…好き嫌いは分かれるところやね~笑。小豆やはとむぎ茶など、水分代謝の作用があるものもおすすめです。
ぬるめの入浴や適度な運動で、じんわり汗をかくことで、身体に溜まった余分な水分や老廃物を流すことはとても効果的です。
豚の生姜焼き…大好物!生姜たっぷりでよろしくやで笑