今日は「筋膜~Fascia(ファシア)」について考えてみたいと思います。

ファシアは、肩こりや猫背、お腹ぽっこり、左右の歪みなど、姿勢にも大きく関わります。

ファシアの定義はまだ明確ではありませんが、ここではざっくりと、筋膜(筋肉を包む膜)、内臓を包む膜と考えます。

そして、ファシアは皮膚と筋肉、筋肉と筋肉の間、神経と血管などをつないでいます。

「膜」というとなにか1枚のものを想像しそうですが、実際はコラーゲンで作られた複雑な網目状の組織です。

ケンタッキーのフライドチキンを食べると…皮と身の間によく見られる…あれです笑

頭から指先、足先、内臓を含め、全身をつつむ!ボディスーツのようなイメージですね。

このファシアが柔軟で、皮膚と筋肉、筋肉と筋肉、神経と血管の間をスムーズに動いていれば、酸素も栄養も組織に行き渡ります。

しかし、長時間同じ姿勢でいたり、筋肉を使わずにいると、ファシアは冷たく硬く動きにくくなってしまいます。

例えば、肩こりは、主に肩甲骨の周りの筋肉(僧帽筋や菱形筋)と周囲のファシアが動きにくくなることで起こります。

そうして、習慣によって「望んでいない姿勢」ができあがってしまうのです。

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美しい姿勢を取り戻すには、ファシアを柔らかく保つこと、次の3点が大切です!

  1. 運動…ファシアを意識し、ゆっくりと大きく動く
  2. 食事…バランスよくファシアの元になる蛋白質を
  3. 入浴…神経系をリラックス、皮膚や粘膜に潤いを

 

Concertoジャイロトニックは、背骨全体を動かすことで、身体の隅々までファシアの運動連鎖が起こります。

気持ち良く、ゆっくりと螺旋を描くような大きな動きを取り入れた有酸素運動です。

今よりもっと柔軟に、しなやかで美しい「身体の可能性」が目覚めていきます。

ご興味がありましたら、ぜひ一度体験してみてください。

運動の強度は、個人に合わせて変えていきます。姿勢の改善にも効果的です。

ファシアに興味がある方は、「人の生きた筋膜の構造」(ean-Claude GUIMBERTEAU他)という本がおすすめです。