デスクワーカーの方に必要な筋肉について、考えてみたいと思います。
朝早くから夜遅くまで、オフィスで長時間ほとんど同じ姿勢で座りっぱなし。
ランチも席でという方も多いことでしょう。
運動不足が気になりつつも、だんだんと立ち上がるのも億劫になっていませんか?
仕事中の姿勢や動作を思い返してみてください。
顎と首が前に出て猫背になっていませんか?
頬杖をしていないと身体を支えられなくなっていませんか?
骨盤を立てておけず、背もたれに寄りかかっていませんか?
毎日繰り返される偏った姿勢、それが身体へ及ぼす影響は、思っているよりも大きなものです。
- 骨盤周りから下半身への血行不良や冷え、むくみ
- 足指やハムストリング(太もも裏側の筋肉群)、殿筋(お尻の筋肉)などの弱化
- 姿勢を維持するために働く腰部の筋群(腰方形筋、大腰筋など)や背骨を支える脊柱起立筋などの弱化
- 肩や肩甲骨の動きに関わる大きな僧帽筋、重い頭を支える頸部筋(首の筋肉)などの弱化
- 全身の筋バランスが崩れ、首や肩、腰、太ももの前横側などの過度な緊張
- 呼吸が浅くなり、脳への酸素供給量の低下など
そして、限界を超えた時、頭痛、肩こり、腰痛、腱鞘炎、めまい、眼精疲労など痛みや症状として現れます。
脳への酸素供給が低下すれば、仕事のパフォーマンスに影響が出るかもしれません。
デスクワーカーの方には、これら多くの筋肉がバランスよく働くことが必要です。
そして、限界を超えて、痛みや症状が出る前の「攻めの筋トレ」が効果的です。
「攻めの筋トレ」は3ステップ。
- 正しい(個々の身体にとって筋バランスのとれている)座り姿勢を知る
- 足裏全体が床につき、骨盤が立ち、背筋が伸び、背骨の上に頭部が安定しているストレスのない姿勢を自分の身体の中に探す
- 仕事中、自分の身体へ意識を置くタイミングを持つ (ずーっと意識しつづけることは不可能です。例えば、朝仕事を始める前、疲れたなと感じた時、お茶休憩の時などに)
・・・地味ですねぇ笑。大丈夫、周りには気づかれないくらい地味です。
姿勢よくなったね!と声をかけられることはあるかもしれませんが。
デスクワーカーの方、一度、座り姿勢をチェックしてみませんか?
人間の身体は動くようにできています。座り姿勢は静止ではなく、次の動きの可能性でもあります。
安定する座り姿勢がみつかったら、次は座った状態での動きを探求していきます。
首や目の使い方、腕や手の使い方、胴体を捻る動き、さらには立ち座りの重心移動など、日常動作を見直してみると意外な発見があります。
そして、全身が連動してスムーズに動けることが日常を楽にし、身体の不調に向けていたエネルギーを他のことに広げていく余裕が生まれます。
Concerto~自由が丘コンチェルト のジャイロトニックは、パーソナルだからこそ、クライアント様の身体の可能性をみつけるヒントがたくさんあります。
ご興味がありましたら、ぜひ一度お越しください。